今日の講話「年頭挨拶 これからの少林寺拳法について」

みなさん、お久しぶりです。本日は、令和五年の稽古始めですね。

年末年始、みなさん思い思いに過ごしたことと思います。私はというと、年に一度の支部長講習を受けていました。本当は、香川県の本部に赴いて受けるものなのですが、仕事の都合でどうしても行かれなかったので、オンラインで受講したのです。そのなかで、宗昂馬総裁のお話も聞きましたが、とても衝撃的なことを仰っていたので、皆さんにもお伝えします。

少林寺拳法の指導者。私もそうですけれど……その、平均年齢は何歳ぐらいだと思いますか? 30歳? 50歳? そのぐらいだったらいいのですけど、総裁によると、65歳だそうです。ある意味でこれはすごいことですね。高齢者といわれる年齢の先生方が、最前線で頑張っておられるんです。実際、広島にも偉大な先生方がたくさんおられます。

しかし、これは怖いことでもありますよ。今の指導者の平均年齢が65歳なら、10年後には75歳に……なりますか? 20年後には85歳? それは無理じゃないかな、と思います。若い指導者が育っていかないといけません。私は、35歳。まだまだ頑張れますし、みなさんはもっと若いですね。こうして若い世代が少林寺拳法をやっている、頑張っている。それが本当に意義あることなんだ。大切なことなんだ。そういうことをひしひしと感じました。

めちゃくちゃ上手でなくてもいいんです。ただ、一生懸命この少林寺拳法を学んで、あとの人へ伝える。その輪の中に、君たちも入って欲しい。やっぱりそれが大事で、そうしていかなければ少林寺拳法というものは、20年後には存在していないかもしれない。しかし君たちが立派に育ってくれたなら、少なくとも呉では少林寺拳法ができる。広島ではやれる。守っていくことができるんです。

もちろん、みなさんは目の前の昇級や、大会という目標がありますね。しかし、その頑張りには実は、昇級や大会以上の意義がある。少林寺拳法にとって、とても有難いことなんです。ぜひ、私とともに、頑張ってもらいたい。今年もどうぞ、よろしく頼みます。

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