【5周年】呉安浦体育館少林寺拳法教室 5年間のあゆみ

はじめに

呉安浦体育館少林寺拳法教室は、令和5年5月1日に、開設5周年を迎えました! この5年間は、ほとんどが思うように活動できない時期であり、決して順風満帆なあゆみではありませんでした。そんななかでも、当支部が活動を継続し、広島県内の一支部として存続感を保ち続けることができたのは、ひとえに拳士・保護者の皆さんと、ご支援いただいた指導者の皆さんのおかげです。さて、この記事では、当支部の5年間の成果と課題をふりかえるともに、支部長の考える将来の展望について語りたいと思います。

5年間のあゆみ

5年間のできごとを表にしてみました。こうしてふりかえると、開設して2ヶ月で西日本豪雨による活動停止、翌年には新型コロナウイルスによる活動制限と、かなり厳しい時勢での活動であったことがわかります。そんななかでも、各大会で実績を残してきた拳士もおり、今後の活躍を大変楽しみにしています。

年月できごと
2018年5月1日呉安浦体育館少林寺拳法教室 開設
2018年5月少林寺拳法体験教室開催
各地から支援を得て、新規入会2名を獲得し、活動開始。
2018年7月西日本豪雨により安浦町が水没 活動停止
2018年12月第43回呉地区少林寺拳法大会 
小学生白・黄帯の部 最優秀賞(1位)富安-新藤組
単独演武 小学生白・黄色の部 最優秀賞(1位)富安拳士
2019年3月新型コロナウイルスによる一斉休校 活動停止
その後、感染状況に応じて、たびたび活動停止となる。
2019年4月第42回広島県少林寺拳法大会 
小学生1~3年白・黄帯の部 優秀賞(2位)新藤-坂井組
2019年12月第44回呉地区少林寺拳法大会
小学生緑帯の部 最優秀賞(1位)富安-新藤組
2020年-2021年新型コロナウイルス感染症により、多くの大会が中止となる。
2022年6月2022年少林寺拳法全国大会inOsaka 広島県代表選考会 
親子の部 2位 坂井親子
2023年2月第45回呉地区少林寺拳法大会 
単独演武 小学生白・黄色の部 優秀賞(2位)富安拳士 
2023年3月子どもコース開設
2023年4月2023年少林寺拳法世界大会 in Tokyo,Japan 広島県代表選考会
男子有段単独の部 1位 黒田拳士

5年間の新規入会・継続率について

新規入会者 15名(うち継続者14名)
転籍者 3名(うち継続者2名)

呉市安浦町は、人口1万人の過疎地です。そのうえ、新型コロナウイルスの流行により、コンタクトスポーツは敬遠される風潮がありました。しかし、人が集まらなければ道場に活気は生まれません。そのため当支部では、広報活動に予算をさき、人を集めるよう努力してきました。当支部の新規入会者は継続率が非常に高いため、2023年5月現在は、フルメンバーで16名と、少林寺拳法の道場の規模としては全国平均(約10名)を上回るものとなりました。はじめは2名の会員からスタートした当支部が、ここまで活気あるものになったことには、万感こみあげる思いがあります。もちろんまだまだ、道半ばですが。

5年間で生まれた教室の特色

呉広道院・呉市役所支部との合同練習
月1回、シシンヨーオークアリーナで、合同練習を開催しています。この合同練習は、西日本豪雨で安浦武道館が使用不能になり、呉広道院で稽古させていただいたことが、いつしか定例化したものです。合同練習では、支部長・道院長ならびに多数の高段者が複数体制で指導をするため、階級にあわせた稽古ができます。また、呉地区には全国レベルの拳士が複数名在籍しており、ともに稽古をすることで、目標を具体的にイメージできるというメリットがあります。

教室Webサイトの開設
令和3年12月に、このWebサイトを開設しました。Webサイトの主な機能は、「①会員への情報提供」「②全国の少林寺拳士へのリモート稽古・講話の提供」「③入会を検討している人への問い合わせルート提供」です。令和5年5月7日時点で、Webサイトの表示数は、通算6015回。問い合わせは3件ありました。Webサイト開設初期は、関係者が公式Facebookからアクセスすることが多かったのですが、現在は検索エンジンからのアクセスが最も多く、不特定多数の人にWebサイトが閲覧されるようになっています。

子どもコースの開設
月曜・土曜の週2回稽古をしていますが、支部長の仕事の都合、月曜の稽古時間が夜遅くなるため、年少者の入会が募りにくいという課題がありました。そこで、稽古が夜遅くならない土曜日に、子どもコースを開設することとしました。コロナ禍の終わりが見えたタイミングもあり、多数の問い合わせと見学をいただき、一挙に4名の新規入会を得ることができました。子どもコースは、これまで週2回の稽古をしてきた先輩たちが、指導者として自覚を高める機会でもあり、教室の発展に重要な役割を果たすものと考えています。

次の5年間に向けて

明日から新型コロナウイルスが5類相当の感染症となり、ようやく通常通りの運営ができるようになります。次の5年間に向けて、目標をもって道場運営をしていきたいと思っています。支部長がかかげる青写真は次の通りです!

全国大会出場
年1回の広島県大会や、年2回の中学生大会で好成績を収めることで、全国大会への出場権が得られます。当支部からは、まだ全国大会の出場経験者はありません。(支部長の世界大会出場はノーカウントです)。日々、基本を大切にし、気迫ある稽古をおこなうことでレベルを高め、全国大会への出場権を得たいと考えています。なお、先日会員に案内した「夏の修行会」も、さらに実力を高めるための機会にしたいと考えています!

会員数20名突破
少子化により、子どもたちは年々、貴重な存在になりつつあります。人集めは、道場の存続、ひいては少林寺拳法の伝承に関わる重要な問題です。広報活動には今後も力点をおき、毎年、一定数の新規入会を得られるようにしたいと考えています。現在は、ポスターやWebサイトでイメージ戦略を展開していますが、今後は全国大会出場などの実績をあげて広報することで、より説得力のある広報活動を展開したいと考えています。

有段者(準指導者)の育成
現在は、支部長が主たる指導者を務めていますが、子どもコース開設により、さらに指導者が必要な状況になりつつあります。そこで、経験年数の長い拳士から、有段者になれるよう育成し、準指導者として活躍できるようにしたいと考えています。5年後には、道場に初段〜三段の実力ある拳士が多数在籍し、級拳士に手をとり教えている情景をイメージしています。

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