今日の講話「人、人、人、すべては人の質にある」

本日は、現役自衛官のH拳士に講話をしていただきました。講話のテーマは、「人、人、人、すべては人の質にある」。少林寺拳法の開祖・宗道臣の言葉です。ものごとは、上に立つ人の質によって、良くも悪くもなる。だから、人間をよくすることが、世の中を良くすることだ、という思いが込められています。

H拳士は、講話の冒頭で下のような図を示しました。自衛隊の組織はこのようなかたちになっており、上にいけばいくほど人が少ない。下のほうが多い。多くの組織は、似たような構造をしています。

かつては、トップダウンといって、A→Eの方向へと意思が伝達されましたが、現在はボトムアップといって、E→Aの方向への意思が伝達されることもあります。安浦支部で修行を続けている拳士たちは、もう、ボトムではないかもしれないけれど、このピラミッドのどこかしらの階層にいることになる。だから、人の質というのを意識して振る舞わなければならない。H拳士はこのように語ってくれました。

開祖が、「人、人、人、すべては人の質にある」と悟ったのは、昭和の初期のこと。当時は、組織というものはトップダウンで動いていたのではないかと思います。しかし、今はボトムアップもある。そう考えると、今日、ものごと良くするには、上に立つ人の質だけでなく、下で支える人の質も高めることが大切なのではないかと気づかされた講話でした。H拳士、本日も講話をありがとうございました!

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