少林寺拳法は子供の教育にいい?

「困難に負けない、強い子に育って欲しい」「自信をもって行動できるようになって欲しい」「礼儀を身につけて欲しい」親は、わが子に対して、さまざまな願いをもつものです。少林寺拳法は、そんな願いに応えられる、さまざまな良さがあります。

身体を上手にコントロールできるようになる

お子さんは「気をつけ」の姿勢をきれいにすることができるでしょうか? 片足を高く上げて、バランスをとることができるでしょうか? これが意外と難しいのです。

少林寺拳法の技は、強い腕力や瞬発力が必要とされるものではありません。それよりも、自分の身体を自由自在に操れるようになることが大切です。このような身体のコントロールを中心に訓練していくことで、日常生活においても、良い姿勢をたもてるようになったり、転んでも上手に身体をコントロールしてけがを回避したりできるようになります。

人前で堂々とふるまえるようになる

人前にでるともじもじしてしまって、しゃべれなくなる。親や友達に対しては活発なのに……というお子さんは意外に多いものです。そんなお子さんに、自信をつけさせたくて、道場の門をたたく親御さんは少なくありません。

少林寺拳法の基本稽古は、みんなで声をそろえて「あ!」。はじめは自信がなくて声がだせなかった子も、みんなで声をそろえているうちに、大きな声がだせるようになります。元気な声は、自信の第一歩です。

また、練習のなかで、技を教えあったり、みんなの前にでて教えを読みあげたりするなど、声をだす機会をたくさん設けています。稽古を通して、自然と人前で堂々とふるまう力がついていくのです。

みんなで声をそろえて「あ!」

靴をそろえや掃除の習慣がつく

少林寺拳法には「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という教えがあります。履き物をそろえ、足元から心身を調えていくことが大切です。自分の履き物だけでなく、トイレのスリッパや、ほかの人の履き物もそろえるように教えています。

また、稽古の終わりには「作務(さむ)」を行います。呉安浦体育館支部の作務は、道場の掃除です。掃除を習慣づけながら、身の回りのものを大切にする意識を育んでいきます。

作務の様子

相手を大切にする心が育つ

スポーツの勝負の世界では、たとえ同じチームの仲間でも、レギュラーを争うライバルです。勝つことにこだわれば、常に「おれとおまえのどちらが上なのか?」と考える意識が育ってしまう弊害もあるものです。

一方、少林寺拳法は、そのような勝負の世界とは一線を画しています。少林寺拳法の技は、二人一組でなければ練習できません。自分が上手になろうと思ったら、相手にも上手になってもらう必要があるのです。ぜひ、道場で稽古する拳士の姿を見てみてください。子供たちがお互いを立てて、仲良く稽古をしている姿がわかるはずです。

逆境に負けない強さが身につく

少林寺拳法の練習は、和気あいあいとした楽しいものですが、修練を続けることはたいへんです。暑い日も、寒い日も、ちょっと怠けたい日も……道場に通い続けることには根気がいります。しかし、そんなちょっとした「しんどさ」を乗り越えて道場に足を運び、汗を流したあとには、爽やかな達成感が得られます。

そんな達成感を積み重ねることで、「自分はやればできるんだ」という自信と強さを身につけていくのです。道場に通い始めたときは、まだまだ幼さや甘えが目立つ顔立ちをしてた子供たちが、3年、4年と道場に通い続けることで、精悍な顔立ちになっていくさまには、目を見張るものがあります。お子さんを道場に通わせることにしたならば、ぜひ長い目で、見守ってあげてください。

少林寺拳法は子供の教育にいい?」への2件のフィードバック

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